海外移住・長期滞在前に国際免許証を取得しておくべき2つの理由

国際免許証海外移住の準備

海外移住もしくは長期間海外に滞在する際、「国際免許証って取るべき?」と迷ってませんか。

私も実際カナダに移住する前、迷いました。
結局私は取得しましたが、取っておいてよかったと思います

国際免許証があれば1年ほど現地で運転が可能です。
現地に着いてすぐ引越し作業や小旅行などで車を使う可能性はありますし、国際免許証の取得は2千円ちょっとですぐできますし、用意しておいて損はないです。

実際に国際免許証を取得して海外移住した私が、「なぜ国際免許証をとっておくといいのか」についてお話ししていきます。

海外移住・長期滞在を考えている方の参考になればうれしいです!

1. 海外移住するなら国際免許証をとっておくのがオススメ

①現地に着いてすぐ運転できる

国際免許証は取得すべき

国際免許証を持っていれば、現地に着いた時すぐ運転できます

当たり前のことなんですが、私はこれに助けられました

渡航後って、引越し作業や小旅行ですぐに車が必要!という時が意外とあるんです。そんな時、国際免許証(と日本の免許証)を携帯していれば、面倒な手続きなしですぐ運転ができます。

もちろん、現地では即日免許証を取得できることもあります。実際、私が移住したカナダのバンクーバーでは何ヵ所か運転免許センター(ICBC)があって、日本の免許証があれば書類の提出だけで現地の運転免許証が取れます。(カナダと日本が協定を結んでいるため)

しかし、日本の免許証の翻訳証明書を用意しなければならなかったり、運転免許センターが土日は対応していなかったり長時間待たされたりすることがあります。翻訳証明書は指定の機関で依頼が必要で、例えば日本領事館で翻訳依頼する場合は取得に1週間かかり、費用は$25です。(2022年12月現在)

なので現地ですぐ運転したい人は国際免許証を取っておくのがおすすめ。

また、現地に着いてすぐ運転する予定がなくても、実際何が起こるかわかりません。1年の猶予があればどこかで現地の免許をとることはできるので、それまでのつなぎとして国際免許証を取っておくのは安心材料になります。

②日本の免許証を没収されなくて済む

日本の免許が没収されない

国際免許証を取得しても、日本の免許証は没収されずそのまま所持しておけます。

これも重要なポイントなんです。
例えば私のいるカナダだと、現地の運転免許証を取得するときに日本の免許証が没収されるんです。これが結構困る。

海外渡航してすぐの頃は、日本でやりきれなかった手続きなどで身分証を求められることが多々あります

その際、免許証が日本の住所も証明できるので私はよく使いました。

まあ、免許証の写真を撮っておけば没収されても大丈夫かもしれないですが、急遽日本に帰国!となったときに日本で免許証がないと困るなと思ったのです。他に写真付きの身分証明証といえばマイナンバーカードがありますが、海外転出届を出した時点でマイナンバーは失効していました。

ちなみに、日本に帰国すれば日本の免許証は再発行可能です。手続きがもろもろ落ち着いたあと、日本に一時帰国する前に現地の免許証に変えて、日本で免許証を再発行しようかなと考えています。

2.特定の国では使えないので注意しよう!

一部の国では使用不可

ここからは、国際免許証をとる上での注意点をお話ししていきます。

国際免許証が有効な国は、『ジュネーブ条約に加入している国のみ』ですので注意してください。

アメリカやカナダ・ヨーロッパなど主要国を含む100カ国以上では、国際免許証が使用可能です。

しかし、例えば中国(香港・マカオ除く)などでは利用できないため、この場合は中国独自の運転免許証を取得する必要があります。

警視庁サイトの国外運転免許証が有効な国に一覧が掲載されているので、取得前に確認しておきましょう。

3.国際免許証は渡航2週間前くらいに申請しよう

2週間前を目安に取得しよう

国際免許証には有効期限があるため、2週間前くらいを目安に申請しましょう。

国際免許証の有効期限は発給日から1年間であり、取得が早すぎると使える期間が短くなってしまいます。

取得は即日可能なので、できるだけ渡航前ギリギリに取得することをオススメします。
とは言ってもギリギリすぎるのも危ないので2週間前くらいがいいかなと思います。

申請できる場所は、免許センターと警察署です。
免許センターだと辺境の地にあることが多いので、警察署で取得できるのはありがたいですよね。

ただ、警察署だと取得までに約2週間ほどかかるので注意!

「渡航まで2週間もないよ!」という方は、免許センターに行きましょう。免許センターでは即日発行が可能です。

4.国際免許証は簡単に取得できる!申請のやり方

国際免許証の取得方法

次に、国際免許証の取得方法を紹介します。

今回は東京都の情報を参考にしていますが、都道府県ごとに日時や場所など異なる場合があるので、都度確認してください。

申請できる人
・有効な免許証を所持している人(本人が渡航済みの場合、代理人でも可)
受付場所
・免許センター、運転免許試験場、警察署の運転免許課
受付時間
平日:午前8時30分から午後4時30分まで
土曜日・祝日・休日・年末年始(12月29日から1月3日)は休み
※運転免許試験場の場合、日曜日の午前8時30分から午後4時30分まで(午前11時30分から午後1時までを除く)もやっています。
必要な物
・運転免許証
・写真1枚(縦5センチメートル×横4センチメートル・無帽・正面・上三分身・無背景・枠なし・申請前6か月以内に撮影したもの)
・古い国際免許証(持っている場合)
・パスポート等渡航を証明する書類
・申請手数料 2,350円
取得方法
・必要書類に記入し、渡航先など簡単な問答に答える(試験等はなし)

申請する上で特に難しい点はないかと思います。安価かつ簡単に取れます。

5.海外では日本の免許証とセットで携帯しよう

日本の免許証と一緒に携帯する

海外で運転する際は、日本の免許証と国際免許証を両方携帯する必要があります。

あくまで、国際免許証は日本の免許証の翻訳版で、補助のような役割なので注意してください。

免許証不携帯で罰金や罰則になる可能性があるので、現地では日本の免許証もセットで運転してくださいね。

6.国際免許証の期限が切れても保管しておこう

期限が切れても保管する

国際免許証は有効期限が切れても捨てないでください!

次回また国際免許証を申請する時に、期限切れの国際免許証の返納が必要だからです。

私はこれを知らず誤って破棄してしまいました・・・。

2回目の国際免許証申請時には特に問題なかったのですが、「前回の持ってますか?」と聞かれました。

申請時の必要書類として、”古い国際運転免許証(持っている場合)” とあるので、古いものは捨てずに持っておくのが正しい形です。おそらく昔の国際免許証があれば手続きがもっと速くなるなどもあったと思います。

国際免許証を取得した際は期限が切れても大事に保管しておきましょう。

さいごに

これから海外移住をする人、長期で海外にいく人は国際免許証があった方が便利だと思います。

この記事が参考になるとうれしいです。

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