脳科学のアプローチから生産性を爆上げする秘訣【Jim Kwik】

Jim KwikのLIMITLESS海外マーケティング情報

タスク管理ツールClickUp主催の生産性をテーマにしたイベント「LevelUp2023」にて、アメリカで有名なブレインコーチJim Kwik(ジム・クイック)の講演が公開されていました!
タイトルは「Brain-based productivity: how to overcome distraction to achieve more & learn faster(ブレインベースで効率化:より成功するため&より早く学習するためにどうやって集中力を維持するか」です。

ジム・クイックは5歳の頃に事故で脳にダメージを負い学習能力に障害を抱えたことをきっかけに、自分の脳を独自に研究し学習法を確立した人物です。実は字が読めるようになるまでに同級生より3年長くかかったと!そんな彼が今はハーバード大学の学生やGoogleやNikeなどの社員向けに効果的な学習法をコーチングしています。

彼が提唱しているLIMITLESS(リミットレス)やFAST(ファスト)という学習法について解説があったので、その内容を少し整理して紹介します。

脳の仕組みをベースとした学習法なのでしっくりくるというか、納得感があるものだったので私自身実践していきたいと思う内容でした。

▼講演動画は今はYouTubeにあがっていますので、詳しく知りたい人はぜひそちらも見てください。

LevelUp '23 | How to Overcome Distraction to Achieve More & Learn Faster With Jim Kwik
Ready to level up your productivity? Brain coach and New York Times best-selling author Jim Kwik will teach you how to keep up and get ahead with limitless p...

超加速学習法LIMITLESSで眠っている脳の潜在能力を引き出そう

ジムが提唱する学習方法LIMITLESSが目指すのは、Advancing(前進)すること。人々の潜在能力を最大限に引き出し成長するためのアプローチで、ジム自らの経験や研究を通じて開発した学習方法です。

LIMITLESSのアプローチは、

  • 速く効果的に
  • ポジティブに
  • クリエイティブに
  • 持続的に

学習することを促進するものです。

脳にダメージを負った彼が今や有名企業のコーチングまでしているんですから、この手法が効果的であることは明らかですよね。

LIMITLESSについて、それぞれの内容を解説していきます。

<超加速学習法LIMITLESS>

  • L: Learning (学習)
  • I: Importance (重要性)
  • M: Mind (マインド)
  • I: Implementation (実行)
  • T: Time (時間)
  • L: Lense (レンズ)
  • E: Energy (エネルギー)
  • S: Surroundings (環境)
  • S: State (状態)

L: Learning(学習)

早く学べば学ぶほどもっと稼げるとジムは断言しています。

昔は物理的な力があるかどうかで誰がリーダーかなどを競っていましたが、今や頭、つまり知識戦う時代になりました。知識がある人ほど利益を生みます。

「Leader(リーダー)はReader(読書家)」と言われるように、常に知識を蓄えアップデートしていくことが必要です。しかし、私たちの時間は限られています。スピーディーに効果的に学ぶことが求められます。

スピーディーな学習方法FAST

ちなみに早く学ぶにはコツがあり、頭文字を並べてFASTという4つの考え方があります。

①F: Forget 一時的に忘れよう

すでに知ってることでカップがいっぱいだったらもう入りません。大事なのは、一時的に忘れること。パラシュートはオープンさせないと使えないように、いつも初心者のような気持ちでオープンに学びましょう。

②A: Active

学んだことをソーシャルにアップしたりノートを取ったりアクティブになりましょう。効果的なノートの取り方は、ページの左側にノートをとって、右側に感想など自分のメモ書くこと。(Capture create methodという)

③S: State

学習は全て「State(状態)」に依存します。その時の感情、思い、気分…これらが記憶に結びつくようになっています。つまり、長期記憶したいなら状態や感情と組み合わせましょう。目の前のタスクに集中したいなら、「それに興味がある!」という精神状態にし、姿勢、表情、呼吸、座ったり立ったり動きもつけることも効果的です。

④T: Teach

自分の学びを誰かに教えましょう。そうすることで実は自分自身が学ぶんです。これをexplanation effect(説明効果)といいます。実際に教えなくても、誰かに説明しようという前提で学ぶとよく学ぶので、意識してみましょう。

I: Importance Management (重要性)

LIMITLESSの一つ目の「I」はImportance management(重要度管理)です。タイムマネジメントではなく、あなたの人生で重要なものを管理する優先順位マネジメントのことです。

「忙しい」=「成果が出ている」ということではありません。重要でないことをしないように。

「人生において何が一番大事なのか」をこの瞬間も自分自身に問いてみましょう。自由なのか?成長なのか?貢献なのか

M: Mind Management(マインド)

自分のマインド、つまり心をコントロールすることも大事です。なぜなら自分が思っていることは自分の脳に刷り込まれてしまうから。

「自分は名前を覚えられない」とか「記憶力が悪い」とかそう頭に刷り込まれてしまうので余計覚えられなくなっているんです。単に「まだ」できないだけと思うこと。自分に制限をかけない!これからできる余地を与えておくことが大事です。

I: Implementation Management(実行)

LIMITLESS二つ目の「I」はImplementation Management(実行の管理)です。つまり、自分がやることをしっかり管理すること。例えば実行したいことがあるならカレンダーに入れること。もし今先延ばしにしているのであれば、それは正しくできていないということです。

T: Time Management(時間)

TはTime Management(時間管理)です。1日は24時間あることは唯一みんな平等です。その24時間をどう使えるかが鍵になります。

まず、人はマルチタスクできません。「マルチタスクが得意」と言っている人でも、単にタスクスイッチング(進んだり戻ったりを繰り返す)をしているだけ。タスクスイッチングをすることで毎回集中力を取り戻すのに時間がかかります。おそらく5-10分くらい。

例えば、メールを書くとき。メールを打ち込んでいる時と、情報を整理している時は脳の別の部分が働いています。できるだけ同じことを一気にやることを心がけましょう。

マルチタスクは時間だけでなくエナジーも無駄にしています。具体的に言うと、脳内の血液中のグルコースを大量に消費しています。

また、考えなければならないのは、「今一番時間を費やすべきことは何か?」ということです。将来時間をもっと得るために今時間を費やすことは何か? 緊急で重要で無いことに時間を使わないように、しっかり考えましょう。

L: Lense (レンズ)

2つ目のLは、Manage your lense(レンズ管理)です。レンズは虫眼鏡のイメージで、子供が虫眼鏡を使って葉っぱを焼くように「フォーカス」するのがポイントです。レンズがあることでフォーカスされ、フォーカスすることで「何が大事か」がより見えてきます。

これは、脳は主に選択装置だからです。全部の刺激を受けようと思ったらオーバーロードしてしまいます。脳には網様体賦活系(RAS)と呼ばれる部分があり、これが何があなたにとって大事かを決めるものです。

例えば、何か講義に参加する際、自分自身に質問をすることで、自分が気になっている具体的な箇所にスポットライトが当たります。この講義を見ることで何を得られるの?など。

E: Energy (エネルギー)

Eは、Energy Management(エネルギー管理)です。人は何をするにもエネルギーが必要です。あなたがもし今エネルギーを持っていないなら、持てばいい。

例えば、睡眠をよくしたり、もっと水を飲んだり。

脳は全体重の2%ですが、20%の栄養を必要とし、20%の酸素を必要とし、20%の水分を必要とします。容積に対して実はより多くのものが必要なんです。

今すぐできることもあって、深呼吸して空気を取り込みましょう。多くの人が十分な空気を吸えていないので、集中力が切れて眠たくなっています。読書をしている時に眠たくなるのは、横隔膜を崩すと肺の下1/3が2/3の酸素を吸収してしまうからです。

S: Surroundings (環境)

1つ目のSは、Surroundings Management(周囲の管理)つまりEnvironment(環境)です。仕事場であれ家であれ、そこはあなたが成長し、より生産的になることを助長する場所になっているでしょうか?

あなたの周りの環境は、あなたの内面の反映です。オフィスを綺麗にしたら、集中力があがります。

良い習慣を自分でつくり、そしてその習慣が自分を作ってくれるんです。例えば、睡眠を優先する、感謝の気持ちをもって朝起きる、毎日読書する、エクササイズするなど。ある大学で人は1日の40%が無意識だという研究があります。人は単にルーティンを繰り返しているだけだと。つまり、良い習慣を自分に刷り込む必要があります。

良い習慣の具体的な例は、「朝起きて30分間はスマホを見ない」などがあります。朝一番の時間はその日の状態に影響します。SNSやニュース、メールなんであれ、それらが朝のムードをハイジャックするんです。外から入ってくる情報が悪いものだと、悪いムードになってしまいます。受け身で自分のムードを変えていくのではなく、もっと能動的に自分の状態を作りましょう。ベッドの近くにスマホをおかないこと!

他にも、朝起きたらすぐに水を飲むなど。その習慣を続けたいなら、夜のうちにコップに水を入れて用意しておくとルーティン化されやすくなります。もしコーヒーができるのを待つ間にダンベルをしたいならキッチンにダンベルを置いておくなど。

S: State (状態)

2つ目のSは、State Dependent(状態依存)です。全ての生産性が、頭から生まれ、心にいき、そして手(行動)にいきます。頭の中にビジョンを持ちましょう。

私たちはロジカルではなく、バイオロジカル(生物学的)です。私たちはドーパミン、オキシトシン、セロトニン、エンドルフィンなどでできた化学的感情のスープとも言えます。

もし今10点中4点なら、5点になるにはどうすればいいか?6点になるには?常に自問自答しましょう。

心の中の「パイロット」になること。「乗客」ではないんです。

さいごに

ジムクイックのLIMITLESSという考え方はおもしろかったですね!朝スマホを見ないとか、実行したいことはすぐにカレンダーにいれるとか。具体的な行動のアイデアもたくさん散りばめられていたのですぐに実践できそうです。

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