在宅勤務でなかなか集中できない日もあって悩んでいる方は多いですよね。
ある調査ではテレワーク中の97.7%が集中力が下がった経験があるとか。(ネクストレベル社調査)
そりゃそうです。いつもリラックスしてる環境下で、無理やり仕事に集中できる体と脳に変えていくのは簡単なことではありません。
私もその一人で、コロナ前から海外リモートとして在宅で仕事していたんですが、パフォーマンスがなかなか上がらなくて苦労しました。自宅の物置(DEN)を仕事場に改造して、スタンディングデスク、オフィスチェアなど環境を整えたんですが、やっぱりなんか違う。
もう「在宅で集中する」ことはあきらめて、バンクーバーのコワーキングスペースを借りることにしました。自分の体や脳を変えていくのではなくて、環境をガラッと変えることにしたんです。
そしたらもう快適快適。特にクリエイティブな仕事が捗るようになりました。仕事へのやる気も全然違う。
この記事では、コワーキングスペースを使ってどう仕事効率が変わったかについてお話したいと思います。在宅勤務で集中できないと悩んでいる方の参考になると嬉しいです。
在宅勤務に集中できない問題
在宅勤務って自分のコントロールが難しい。今まで「リラックスするおうち」としていた場所を「仕事に集中する場所」に脳を騙さないといけないですから、そりゃ骨が折れます。
私は自宅の仕事環境を整えたおかげもあって、おうちで集中して仕事できる日ももちろんあります。しかし、次に問題になるのがアイデアを出すようなクリエイティブな作業は在宅では捗らないということ。
在宅だと景色も変わらないし、色んな人と話すわけでもない。クリエイティブな脳になりにくいです。じゃあカフェだったり外に散歩だったりすればいいのでは?ということになりますが、私はコワーキングスペースが最も仕事効率が上がると思ったのでそうしました。
コワーキングスペースを借りるのに月3万円くらいしますが、その分思いっきり仕事して稼げばいいと思い、お金を気にして変に色々試すよりも、こっちの方が確実にプラスになると考えました。
バンクーバーのコワーキングスペース
バンクーバーは小さめの都市なので、わりと家の近くにコワーキングスペースを見つけることができると思います。
私が借りているのはSuite Geniusというところで、自宅からなんと徒歩5分以内(笑)電車に乗るストレスもなく、お昼は家に一度戻って食べられるのでめちゃくちゃ便利です。
コワーキングスペースでは、大きく分けてプライベートデスクとホットデスクがあります。
プライベートデスクはその名の通り、自分専用のデスクや部屋を使えます。ただやはり値段は張って$1,000/月(約9万円)くらいはかかります。
一方ホットデスクは、共用ワークスペースのこと。当日空いてる席に自由に座ります。こちらは月に何日使うかによっても価格が変わってきて、私は平日毎日使えるプランで$350/月(約3万円)支払っています。
こんなカフェっぽいスペースもある
キッチンもあるのでここで簡単にランチを作ることも可能
色々なコワーキングスペースを調べましたが、そこまで値段に差はありませんでした。自宅に近いかどうかが一番続けやすさで言うと大事かも。申込みすれば見学はできますし、その日は無料で使わせてもらえることもあるので、一度行ってみるのをオススメです。
コワーキングスペースを契約してよかったこと
1.クリエイティブな仕事が捗る
家にこもって仕事をしている時よりも外的刺激が多いからか、クリエイティブな仕事が捗ります。特にアイデアを練るときや提案書を作るときなどは感じますね。適度な雑音も集中力を上げてくれる感じ。
おうちは黙々と作業する場には向いているかなと思うのですが、新しいことを考えたり生み出すのは私には合いませんでした。
今では黙々とする作業系はおうち、クリエイティブな仕事はコワーキングスペースとうまく使い分けています。
例えば、コンテンツの構成を練るのはコワーキングスペースで、コンテンツの中身はおうちで黙々と書き進めるという感じで使い分けています。
2.人とコミュニケーションができる
在宅勤務は孤独との戦いでもある。私は海外リモートで仲間のほとんどが日本にいるのでコミュニケーションをとるのは難しいです。「あれ、今日私誰とも話してない…!?」ということも。
情報収集が仕事でもあるWebマーケターにとっては致命的!
私が借りてるコワーキングスペースでは、定期的にパーティーもやっていて、利用者同士のコミュニケーションを図ることができます。(今はコロナでなくなったけど)
パーティーじゃなくても普段は少し会話をすることで仕事に役立つ情報が入ってくることも。
あと利用者専用のSlackチャットルームがあって、そこでコミュニケーションをとることも可能です。実際そこで「PR得意な人いない?」など人員募集があったりして新しいビジネスが生まれています。
3.仕事のモチベーションが自然と高まる
コワーキングスペースで仕事していると、「仕事しなきゃ!」というモチベーションが高まります。
これは単純にオフィス契約にお金がかかってるというのもあるし、仕事を一生懸命やっている人たちに囲まれてると自分も頑張ろう!と自然と意識が高まります。
やっぱり環境って大事。
バンクーバーは多国籍なのでいろんな言葉が聞こえてきます。英語、フランス語、スペイン語、中国語などなど。世界がこんなにまわってる!私もやるぞ!と自分が日本代表のようなイメージにもなれます(笑)
4.コワーキングスペースは「安全」
以前はたまにカフェで仕事することもありましたが、カフェと違ってコワーキングスペースいいなあと思ったのは、荷物を席に置いたまま気にせずトイレに行けること!(笑)
日本は荷物を置いたまま離席しても安全かもですが(こっちの方が珍しいですよね)、治安の良いバンクーバーといえども置きっぱなしは恐いですね。私は財布すられたことある(笑)
カフェでは近くの席の人に「見ておいて」と頼むこともありましたが、急に走ってきて盗られたら対応できないしちょっとリスキー。
こういうのはコワーキングスペースであれば安心です。
お昼おうちに一度戻るときもしばらくPCなど1時間とか置いていきますが、今のところ全然問題ないです。(とは言っても貴重品は肌身離さずね!)
さいごに
以上がコワーキングスペースを借りてよかったところでした。
在宅にこだわらず自分が良いと思える仕事環境を探すのもおすすめです。働く時間は短くないし、その時間を納得できるものにするために投資する、そんな考え方もありかなと思っています。
コワーキングスペース契約までの流れや、場所の選び方についてはこちらの記事をご覧ください!
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