カナダ渡航前に準備しておいてリアルによかったこと|ワーホリ移住

渡航の準備海外移住の準備

カナダのビザが取れて、あとは渡航準備!
1年以上滞在するわけですから、もろもろ準備が必要です。

私は海外ノマド(リモートワーカー)としてカナダのバンクーバーに来てから1年ちょっと経ちまして、渡航前に「細かいけど実は重要な準備しておくべきこと」が見えました。

ビザとかパスポート手続き関係よりも本当に大事なのは、日本にいるうちにやっておくべきこと、買っておいた方が便利なものを知ることです。手続き関係はイヤでもしないとですからね。

例えば、事前に家族の振込口座を登録しておくとか。銀行口座に新しい情報を登録する時、電話番号認証(日本の)が多くて地味に面倒なんですよ。しかもカナダの電話番号は登録できないし。

海外ノマドSHIHO

送金が間に合わなくて困ったことがあります

そこでこの記事では、
・私が実際に準備してよかったなと思うこと
・準備しておけばよかった、と後悔していること
についてリアルな視点でお話ししたいと思います。

カナダに滞在予定の方はぜひ参考にしてください。

※みなさん知っているだろう、パスポート申請やビザ申請、クレジットカード申請などは省いています。あと、私は学校に行っていないのでそれについても書いていません。

渡航1年前〜

100万円以上の貯金を貯める

少なくとも100万円以上の貯金は用意しておきましょう。

私の場合は夫婦で渡航し、私はリモートワークで、旦那は現地企業でエンジニアと仕事がもう決まっていました。それでも貯金は必要だと思います。

カナダのバンクーバーは、物価が高いです。牛丼もラーメンも1,000円以上はします。

元の値段が高い上に税金も高い。消費税はBC州の州税が7%(お酒は10%)、連邦消費税(GST)が5%!外食するとさらにチップもかかり、ランチは10-15%、ディナーは15%-20%くらい。

家賃も、ダウンタウンの1bedroom(日本でいう1LDK)だと安くても月に20万円以上します。

あと、歯の治療とか基本は保険でカバーされないので、歯を1本と治療するのに20万とかざらにあります。(恐すぎるから歯をよく磨くようになった)

何かあった場合に備えて貯金はぜひしておきましょう。

英語の勉強というより「話す」練習をする

テキストだけに向かって英語の勉強するだけだと、残念ながら現地ではあまり使えません。

実は私は学生時代に、英語が全然喋れない状態から勉強して1年留学して、TOEIC900点とりました。なので、カナダ渡航は2回目の留学というか。なんとなく使える・使えない英語の勉強ってわかるんです。(でもまだ、英語には自信がない)

逆に、旦那は全然英語喋れず海外に住むのも初めて。私が学生時代に苦労したことを繰り返してほしくなくて、めちゃくちゃスパルタでアドバイスしてましたw

まずは、毎日英語を話すこと

旦那の場合、渡航が決まってから出発するまでの1年間、毎日30分オンライン英会話をやっていました。オンライン英会話はいろいろありますが、安さと質を求めるならBizmates(ビズメイツ)をおすすめします。たぶん私5つ以上のオンライン英会話をトライアルして、旦那に提案したw

Bizmatesは、ちゃんと「先生」なんですよね。よくある安いオンライン英会話って、英語が話せるだけで指導方法を知らない講師もいるなあという印象。Bizmatesはビジネス英会話に特化してカリキュラムがしっかりしてます。ここらへんはまた記事に詳しく書きますー!

 

そして、生の英語をインプットすること。

息を吐くように自然に英語を話すためには、圧倒的なインプット量が必要です。でもテキストだけじゃ、だめです。私がおすすめなのは、YoutubeとかNetflix。無料でおもしろい英語コンテンツが見放題です。

お気に入りのYoutuberを見つけて毎日見てると、なんとなく喋る内容の法則が見えてきます。同じ単語使ってるな、とか。有名なYoutuberだと日本語字幕も用意されているものもあるので、そういった人を探すのもいいかも。

私は、いつもおバカなことやってるThe Try Guysとか好きw

 

そして最後にフォニックスをやること。発音の練習、大事です。

Youtubeで「フォニックス」で検索するとたくさん出てくるので見て練習してください。

よくいるこまかーく発音を指摘してくる日本人は苦手なんですけどね。まあ、ある程度の発音レベルは必要かと思います。単純に通じないから。

旦那は、”Look at his abs! (あの男性の腹筋見てよ!)” と言いたかったのに、”Look at his ass! (あの男性のケツ見てよ!) ” と聞き取られて、カナダ人の同僚にゲイだと思われてた。

特にRとL、AとかTHの発音は日本人には難しい。私も全然発音できないものが多くて、言い換えて逃げてることが多いですがw ちゃんと伝わる程度には発音って大事。

この特訓のおかげか、旦那はカナダ人と臆することなく話せてます。文法とか単語が正しいとかよりも、ネイティブと話すということに免疫がついた状態にできたかなと思います。

渡航半年前〜

歯の治療をしておく

日本の保険が使えるうちに歯医者に行っておきましょう。虫歯があったり親知らずが出てきそうだったら治療しておいた方がいいです。私も親知らず抜きました。

カナダでは歯の治療は基本保険がききません。めちゃ高いです。虫歯治療で20-30万円かかることもあります。歯の治療もカバーされる保険もありますが、もちろん保険料は高くなります。

治療できるうちに治療しておきましょう。

周りにしっかり挨拶しておく

「カナダにいく」ことを言って、知り合いに挨拶してまわりましょう。
そこから何かつながるかもしれません。仕事になるかもしれないし。私も、ちょうどバンクーバーに住んでるマーケターがいると紹介してもらえました。

そして何より、しばらく日本の方とは会えません。大切な家族や友人には会える時に会っておきましょう。私はカナダに来て早々にコロナショックが起こったので、全然帰れない時期が続きました。その間におじいちゃんが倒れたりして会っていなかったことを悔やみました。。

大事な人とは会えるうちに会って、しっかり挨拶しましょう!

1年間で何を成し遂げたいか目標とスケジュールを決める

1年はあっという間です。ほんとに。
ぼーっとしてたらすぐに月日が経ってます。今もうすぐクリスマスなんですが、最近までおせち食べてたような気がします。

・1年間で達成したい目標
・そのために毎月なにをするか
・3年後、5年後どうなっていたいか

目標とスケジュールを設定しておくことをオススメします。

例えば、1年後に英語の試験IELTSを7点とるとか。仕事でこれくらい稼ぐとか貯金するとか。こういうことを事前に決めておかないと、「あれ、私なにしてたっけ」ということになりかねません。

渡航2ヶ月前〜

現地の仮住まいAirbnbを予約する

私は最初の1ヶ月はAirbnb (民泊)に滞在しました。住む家は現地でゆっくり内見して決めたかったからです!結果的にこの選択は良かったと思います。

日本にいながら家を決めちゃう人もいるらしいですが、かなりリスクがあると思います・・・。同居人や大家さんがどんな人がわからないし、周辺環境もわからないと後で苦労します。

とりあえずホテル滞在もありだと思いますが、私はキッチンも使いたかったのでAirbnbにしました。2人で1ヶ月滞在して8万円弱でしたので、そんなに高くないかなと。

Airbnbの予約サイトはこちら>

Allianzビジター保険に加入しておく

保険はどれに加入しようか迷いますよね。海外旅行保険だと年間20-30万円以上とか高いし・・・

私はAllianz (アライアンツ)のビジター保険をオススメします。安いしそれなりにカバーしてくれるから。今のところ満足してます。

アライアンツ

保険料は保証内容によりますが、私が契約したプランでは年間10万円くらいです。何かあったら1000万円以上は保証がほしいなと思って契約したやつ。

現地で無料の公的保険MSPに入るのもいいんですが、加入申請から開始まで3ヶ月とタイムラグがあるんですよね。その間に病気になってしまったら大変です。実際に旦那がバンクーバーに到着早々、寒さにやられて史上最悪の風邪をひきました。。熱も高いし声も出なくなるやつ。

Allianzってわりと広まってて、いろんな病院に対応しているし、電話口で日本語通訳もしてもらえるので安心です。ちょっと申請に迷うところもあったけど、結局診察代$薬代全部カバーされたし。(実際に保険下りるか申請したときのことは別記事で書きます!)

Allianzビジター保険の詳細はこちら>

不要なものをメルカリで売る

引越ししないといけないので、処分しないといけないものが多くなりますよね。メルカリで売って、できるだけ利益を得ましょう!

私はギリギリ1ヶ月前くらいからメルカリで不用品を売り始めました。そしたら結構高値で売れるものが多くて!「こんなん売れるの!?」と思うような茶器のセットが1万円くらいで売れたり。

結局最後はタイムオーバーで、こちらがお金払って処分したものも多かったので、もっと早くからメルカリで売っておけば良かったと後悔してます。お金払って捨てるなら、メルカリで売って売り上げた方がいいですよね。

計画的に不用品は処分していきましょう!

必要ないクレジットカード・サブスクリプションは解約する

クレジットカードを複数持っていてあまり使っていない、しかも年会費がかかっているような物があればカナダに渡航する前に解約してしまいましょう!

理由はクレジットカードの解約のほとんどが電話経由だからです。
国際電話になると電話料金が高く、またクレジットカードの窓口に繋がるまで結構時間がかかることもあります。そのため、電話料金が安い国内にいるうちに事前に解約しておいた方が安心です。

海外ノマドSHIHO

いろいろ整理するのに2時間くらいかかりました。

あと、サブスクもいらないものはさっさと解約しましょう。使わないのに実は毎月引き落としされていた、というのはもったいないので。

サブスクリプションは、例えばこんなもの。

・日経新聞の電子版
 投資のため購読していたのですが、海外にいると日本国内の株の購入が難しいため
・Netflix
 日本版はこっちで見られない
・Amazon Prime
 日本版はこっちで見られない
・携帯プランの解約もしくは番号保管サービスへの移行
 3大キャリアだったら番号保管が3年間できる。ドコモは月400円くらい。手数料は1,000円。

 

その他、もし日本国内にいないとあまり効果がないようなサブスクリプションはこの機会にどんどん解約してしまいましょう!

振り込みがありそうな家族の口座などを登録しておく

振込のやりとりがでてきそうな口座は、事前に銀行のアプリなどに振込情報を登録しておいたほうがいいです。

ある時、旦那の住信SBIネット銀行から同じく旦那の三井住友銀行へ振り込みが必要になったんですが、新規の振込先だったため電話認証が必要になってしまいました。もちろん登録してあるのは日本の番号のため、認証できません。日本の銀行だとカナダの電話番号に変更はできないのでどうにもならず・・・

ちょうど私が旦那の三井住友銀行に振り込み履歴があったので、私の口座から入金する形でことなきを得ました。

このように新規に振込先(入金先)を指定する場合は電話認証が必要になる(少なくとも三井住友銀行と住信SBI銀行はそうでした。)ため、日本国内にいるうちに予め振込(入金)の可能性があるところは登録しておきましょう!

渡航1週間前〜

国際免許証を作っておく

カナダでも運転できるように、と国際免許証を作りました。発行日より1年間有効です。

私の場合、結局コロナで旅行も行けなくて使いませんでしたが・・・旅行に行けたら絶対に使ってました。現地で車を運転する可能性がある方は作っておくといいです。運転免許センターへ行けば、書類提出と申請料2,350円だけで簡単にとれます。

現地で日本の免許証をカナダの免許証に書き換えもできるんですが、日本の免許証を返さないといけません。私の場合は日本の免許証は持っておきたかったのでやめました。

ただし、身分証のために作るというのはオススメしません。国際免許は海外では知らない人も多いので、提示しても「?」となる可能性があるからです。あと、サイズが大きいから財布に入らないし持ち歩くのは大変。

市役所で海外転出届を出す、だけじゃない

1年以上渡航する方は、おそらく海外転出届を出すと思います。住民税とか払わなくて済みますし。

しかし、市民課で海外転出届を出すだけじゃない!ということを覚えておいた方がいいです。税務課や年金課もいかないとですよ!

残念ながら多くの市役所はたてわりです。ひとつの窓口行っても、「次はこっち」と言ってくれることはほぼない。私も、海外転出届と納税代理人(日本で代わりに税金払ってもらう人)の手続きはできたのですが、年金を一時停止するのが漏れてて!大量の請求書が家族のもとへと届けられましたw

急いでスカイプで課金して、市役所に電話して説明して・・・と面倒でした。市役所の手続きは自分で把握してしっかりやりましょう。

日本から持っていくものを買う

バンクーバーではわりと日本食は買えるんですが、やはり種類は少ないし高いです。お気に入りの調味料とかよく使うものは持っていきましょう!

日本から特に持っていった方がいいものリスト

・常備薬(私は、風邪薬、葛根湯、銀翹散、胃腸の薬などを持ってきた)
・歯ブラシ(カナダのはでかい)
・お気に入りのシャンプー&コンディショナー(こっちは未知のものしかない)
・ポケットティッシュ(こっちのは低品質だから日本製を重宝してる)
・綿棒(同じく、こっちのは低品質)
・洗濯ネット(洗濯機パワーあるから傷みやすい服には必要)
・折り畳み傘(日本製がやはり壊れない。こっちで買ったら高いのにすぐ壊れた)
・爪切り(日本の職人が作った爪切りはすごい)
・衣服や靴(こちらは高い。日本に帰るたびにユニクロで買ってる。特にヒートテックは必需品)
・文房具類(日本のクオリティーのものはこっちにないし高い)
・日焼け止め(日本のクオリティーのものはこっちにない)
・生理用品(日本のクオリティーのものはこっちにない)
・ボディータオル(お気に入りの固さってあるよね)
・ハンドサニタイザー(コロナで必要だけど、こちらのは匂いがきつい)
・アルコールスプレー(ふきんとかテーブルにしゅっしゅするやつ。こっちで見つからない)
・マスク(日本のが安いし高品質)
・サランラップ(こっちのラップまじで使いにくい)
・サーモスの水筒(高品質すぎ、すごすぎ)
・ツナ缶(おいしいし使いやすい。けどこっちにはない)
・カレールー(こっちは高い)
・鍋キューブ(軽くてかさばらないし、すぐ鍋作れる!)
・ちゃんとした醤油やみりん(低品質な醤油とか、にせもののみりんしかない・・・)
・日本酒(こっち日本酒高すぎ。四合瓶2本までしか持ち込めませんが)
持ってこなくてもいいなと思ったものリスト
・石鹸(こっちのゴート石鹸、牛乳石鹸よりいい!)
・歯磨き粉(こっちの方がホワイトニングとか進んでる)
・タオル(こっちですぐ買えます)
・コンタクトレンズ(数か月分はあってもいいが、こっちのが安いし処方箋もいらない)
・カップラーメン(こちらでもある程度買える)
・パスタやお米(こっちで買えます)
・化粧品(こっちにいくらでもある)
・まぜるパスタソース(日本スーパーで買えます)
・ホッカイロ(バンクーバーはそこまで寒くならないから意外と使わない)
・おりがみ(現地の人にとってそこまで目新しくない…気がする)

現地に着いてからやるべきことを把握する

現地に着いたら、SINと呼ばれる社会保険番号を取得、銀行口座の開設などすぐにやったほうがいいことがあります。

やるべきことを知っていないと、あとでリカバリが大変なこともあるので把握しておきましょう。

こちらについては、別記事にまとめましたので参考にしてください。

カナダに到着後すぐにやる10の手続き【ワーホリ・移住のToDo】
いよいよカナダ・バンクーバーに到着!実は到着してすぐに順番通りに色々手続きを済ませないといけません。そこで、今回は到着してすぐに手続きしないといけない10のことについて、時系列でお話ししたいと思います。カナダにワーホリや移住を考えている方は参考にしてください。

さいごに

以上がカナダ渡航前に準備しておいて良かったことです!
細かいこともありますが、本当に準備して良かったと実際に思ったものばかりです。

ワーホリを考えている方、カナダへ移住を考えている方の参考になればうれしいです。

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