【海外在住マーケター愛用】英語翻訳アプリDeepLが便利すぎる

英語翻訳アプリ仕事が捗るツール

普段から英語で情報収集している人で、Google翻訳にストレスを抱えている人は多いのではないでしょうか?

変に直訳すぎて「何となくしか意味がわからない・・・」という時もあるはず。

実際、私は今カナダでリモートワークをしていますが、今だに翻訳ツールを使います。
英語のマーケティング情報を日本サイドに共有する時とか、記事に使う時とか、「日本語でこれなんて伝えればいいんだろう?」という時があるんですよね。日本語の表現って幅が広くて、正しいニュアンスを伝えるのが難しい。

そんな時に出会って衝撃を受けたのが翻訳アプリDeepL!
翻訳は高精度だしニュアンスも抜群でびっくり
しかも無料
なんです。DeepLのおかげで、余計な翻訳の手間が減りました。

使っていて少し気になる点もありますが、全体的には満足しているので共有したいと思います。

高精度な翻訳アプリ「DeepL(ディープエル)」がすごい

deepl

DeepLは、ドイツで人工知能システムを開発している会社がリリースした翻訳ツールです。

2020年11月時点で、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、イタリア語、ポーランド語、ロシア語、日本語、中国語に対応しています。

DeepL翻訳画面

無料で使えるのは、一度に5,000文字入力分まで
とはいっても、文章を分けて入れれば何文字まででもいけます。

Web版(Chrome拡張機能もあり)だと、元のテキストを選択してコピーして、DeepLの画面に貼り付けて・・・
という手間が必要ですが、アプリ版(Mac, Winダウンロード可能)であればもっと簡単。元のテキストを選択して⌘C(Ctrl+C)を2回押すだけで、DeepL画面に翻訳を表示してくれます。(下記GIF画像の通り)

DeepLダウンロード版

チームメンバーにこのツールを共有しておけば、特に自分で翻訳してあげる必要がなくなります。

翻訳がめちゃくちゃ自然!

私の感覚では、Google翻訳よりDeepL翻訳の方が自然だと感じます。文章によってはGoogle翻訳の方が自然に見えるものもありますが。

こちらはDeepLがブランドテストを行った結果。ツール名を伏せた状態で日本語と中国語の翻訳者にそれぞれ評価してもらったものです。

翻訳テストの結果DeepLブラインドテストの結果

日本語ー英語間の翻訳精度はかなり高いようですね。

私もDeepLを使っていて感じることは、直訳ではなくニュアンスをうまく表現してくれるということです。

例えば、Harvard Business Reviewの “Building a Better Workplace Starts with Saying “Thanks”” の冒頭を翻訳してみると・・・

Google翻訳の場合

google翻訳の場合

DeepL翻訳の場合

deeplで翻訳した場合

気になるところを見ていきましょう。

まずは、一文目。


原文
It can feel like there’s little to be grateful for these days.

Google翻訳
最近は感謝の気持ちがほとんどないように感じるかもしれません。

DeepL翻訳
最近では、感謝することがほとんどないように感じることもあるでしょう。


 

ほとんど日本語訳は一緒ですが、微妙に違いますね。

Google翻訳だと「感謝の気持ちがほとんどない」というのが自分のことを言っているのか他人のことを言っているのかよくわかりません。

私はどちらかというとDeepLの方がニュアンス的に合っているように見えますし、こなれた言い回しのように見えます。

 

もう一つ。


原文
These uncivil behaviors are a widespread and expensive problem for organizations.

Google翻訳
これらの非市民的な行動は、組織にとって広範で費用のかかる問題です。

DeepL翻訳
このような野蛮な行動は、組織にとって広く、コストのかかる問題である。


 

Google翻訳の「非市民」はよくわからないですね。。

DeepLの「野蛮な行動」の方が意味が通じますし自然です。言葉のチョイスとしては少し強すぎる気もしますが。

こんな感じでDeepLの方が細かな言い回しなどが自然なんですよね。

全体の文章から意味を推察してくれる

DeepLの無料版だと5,000文字まで一気に翻訳してくれるので、ある程度のかたまりで翻訳にかけると思います。DeepLは全体の文章を見て、訳す内容を調整してくれます。

例えば先ほどの「野蛮な行動」の翻訳ですが、一文だけで訳すと内容が変わります。

意味を推測してくれる

「未開な行動」になっていますね。おそらく文章が短いので、何のテーマかわからずそういう訳になったのだと思います。

これは人工知能の会社が開発しているからこそできる技なのかな、と思います。

WordやPowerpointの文書も翻訳してくれる

ドキュメント(.docxと.pptx)をアップロードすれば、そのまま翻訳して返してくれます!

例えばこんな感じのWordファイルをアップロードすると・・・

ドキュメントテストテスト用ドキュメント

DeepLは画像もそのままで文章を訳して返してくれます。

DeepLのドキュメント翻訳DeepLドキュメント翻訳

 

しかし、Google翻訳だと画像が見られなくなっています。

Google翻訳Googleのドキュメント翻訳

 

Google翻訳はPDFやエクセルも翻訳できるので、そういったファイルを扱う人には良いと思います。

ただ、「ファイル内の文章を翻訳してそのまま使いたい」という場合は、DeepLであれば画像もそのままなので便利です!

翻訳アプリDeepLの気になるところ

マーケティング用語の翻訳はいまいち

専門的な単語は「ちょっと違うな〜」という訳が多いです。英語がわかる人であれば意味は予測できるんですが、ちょっと気になります。

有機的に成長する?

有機的?
文章は3 Organic Instagram Marketing Strategies That Will Help You Thrive During the Pandemicより

例えば、上記では”grow organically” を「有機的に成長する」と訳してます。

organicallyは確かにオーガニック食品などのことを示す「有機的」の意味なんですが・・・
マーケティングの世界だと違いますよね。広告などではなく自然流入とかそんなもの。

全体の交通量?

トラフィックが交通量?
文章は7 Content KPIs You Really Should Be Trackingより

“Overall traffic” が「全体の交通量」になってます。マーケティングだと流入のことをそのままトラフィックっていいますよね。ただ、2段目ではしっかり「トラフィック」になってますね。不思議。

こんな感じでちょこちょこ気になる翻訳があります。

辞書登録できるので、自分で特有の訳に変えられるんですけどね。

たまに翻訳が抜け落ちる

たまに「あれ、この文章翻訳されてない」ということがあります。

翻訳が抜け落ちてる文章はHow to measure content KPIs during COVID [Video]より

例えばこちらは文章の後半が、まるまる訳されていません(汗)

まあ、文章の全体を理解するためだと一文くらい抜けていても通じますが。本当に大事な文章が抜けている時はびっくりします。

さいごに

以上、DeepLのすごさでした!

これまでGoogle翻訳使っていましたが、DeepLに出会ってからずっとこれを使ってます。
今後は単語登録をしまくって、より自然な翻訳をしてもらえるようにカスタマイズしていきたいなと思っています。

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