海外で盗難に遭ったら焦りますよね。
実際に私もカナダのバンクーバーで1ヶ月滞在中、財布をなくしパニックになりました。。
リュックの脇ポケット(ジッパー付き)に入れておいたはずが、気付いたらジッパーが開けられていて中の財布が無い!状況的に盗難(スリ)に遭ったのだと思います。
数日前に買ったばかりのケイトスペードの財布なのに・・・泣
海外で財布が無くなったのが今回初めての経験だったので、何からどう手を付ければいいか分からずパニックに。しかし結果的にすぐに適切な対応を取ったためクレジットカードの不正使用もなく、保険で財布代も返ってきました!
海外(カナダ)で盗難に遭った場合、どのような手順で対応が必要なのか記事にまとめます。参考にしてください。
1. 海外で盗難に気付いたらまずお店へ確認!
持ち物が無くなっていることに気が付いたら、すぐに現場と思われるお店へ確認をとりましょう。私は数時間作業していたスタバが現場だと考え、その店舗にすぐに向かいました。
店員さんへ “Has anyone turned in a lost wallet?”(財布の落とし物が届いていませんか?)などと聞いて、落とし物がなかったかを確認しましょう。
私の場合、落とし物は届いていなかったのでお店を出て次のステップに進みました。
盗まれた可能性が高い場合は、防犯カメラの映像を確認してくれるケースもあるようです。
2.カード会社へ連絡して利用停止させよう
財布が見つからないことがわかったら、クレジットカード会社に連絡して利用を停止させましょう。これは本当にすぐにやったほうがいいです。不正使用されてしまったら大変ですからね。
私の場合、以下の3枚が財布の中に入っていたので3社に連絡を取りました。
・日本のクレジットカード2枚(三井住友VISAカード、セディナカード)
・カナダのキャッシュカード1枚(BMO)
電話で紛失した旨を伝え、利用停止をしてもらいます。それまでの間に不正使用された痕跡がないかも調べてくれます。
2-1.海外窓口へ連絡しよう
ほとんどのクレジットカード会社が海外盗難受付デスクがあります。国別に電話番号が用意されているので、各カード会社のWebページで確認しましょう。
通常の国際電話だと電話料金が怖いのでこれは助かりますね。
しかし、ここで問題が。
私はこの時、通話可能な携帯電話を持っていませんでした。1ヶ月だけの滞在だったので、データSIMだけだったんです。どうやって電話をかける!?
そこで使ったのが、通話可能な無料アプリ「TextNow(テキストナウ)」。
これ、めちゃくちゃ便利です。
LINEのようにメッセージ送ったり通話できたりするアプリなんですが、LINEと違うのは、通常の携帯電話のように電話番号が振り分けられること。電話番号を持つので、固定電話の番号にかけたり逆に向こうからかけてもらうことができます。カナダとアメリカであれば無料で通話もテキストも使い放題!
AppStoreからダウンロードする場合は、Apple IDの地域をカナダに設定すればアプリがインストールできます。TextNowについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
2-2.カードの再発行には手数料かかる場合も
無事利用停止の旨を伝えた後は、カード会社から再発行について聞かれます。カードによっては再発行手数料がかかるので確認しましょう。
私が持っていた三井住友VISAカードとBMOキャッシュカードの再発行は無料でしたが、セディナカードは1,000円かかりました。
3.カナダ警察へ電話しよう
次は警察へ連絡してReference Number(リファレンスナンバー)を取得しましょう。
このリファレンスナンバーさえあれば、あとで保険申請できます。
The Vancouver Police Department
非緊急時用の電話番号 (604) 717-3321
“I’d like to report that someone has stolen my wallet.”(誰かに財布を盗まれたので報告したいのですが)という感じで言えば、向こうから色々質問してきます。
私が実際に聞かれたことは以下です。
・盗まれたものとそのおおよその価格(財布の値段と、入っていた紙幣&硬貨の総額)
・クレジットカードやID(運転免許証やパスポートなどの身分証明書)が入っていたか
・盗まれたと思う場所(住所を調べておきましょう)
・盗まれたと思う時間
・盗まれたことを気づいた時間
・滞在先の住所
・名前
・電話番号
これらの情報を伝えたら、「見つけたら電話するね!リファレンスナンバーは〜・・・」と言われると思います。
警察に電話するなんて初めての経験だったので、めちゃくちゃ緊張しました。。
でも、対応してくれた警察の方がとっても優しかった!!「それは大変だったね」と慰めてくれたw
4.クレジットカードの保険に電話しよう(日本帰国後でOK)
お持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付いていれば、携行品損害ということで保険金の申請ができます。どこまで保険がカバーしているかはカード会社によって異なるので、詳細はカード会社のWebページから確認してください。
私はANAのゴールドカード(三井住友)だったのですが、携行品損害は50万円までの範囲でした。注意すべきなのは、財布に入っていた現金は保証されないこと。
いくら財布に入っていたかなんて正確にはわからないですもんね…
日本に帰国後、海外旅行保険の専用窓口に電話しましょう。盗まれた経緯と警察からもらったリファレンスナンバーを伝えればOKです。私の場合特に警察からの証明書等は必要なく、リファレンスナンバーを口頭で伝えるのみで大丈夫でした。
(実はカナダにいるときに証明書等必要か聞きたくて電話したのですが、必要ないので日本に戻ったらまた連絡してください、と言われました)
別途保険の申請書が郵送で送られてきたので、記入後返送しました。
このとき財布の値段を記入しましたが、レシートも捨てちゃっていたので申告のみでした。商品がkatespadeの公式ページに載っていたから?大丈夫だったのかもしれません。
私は必要ありませんでしたが、その商品を持っていたという証明(手に持っている写真など)が必要な場合もあるようです。海外に行く前に持ち物の写真を撮っておいても良いかもしれません。
書類返送後は特にやりとりもなく、1ヶ月後くらいに保険金が振り込まれていました。
5.盗難の被害に遭わないためにできること
海外での盗難が今回初めてだったのでとても焦りました。振り返ってみると予防策取れたなー!と思うところがあるのでお話しします。
荷物は肌身離さず持つ
カフェなどに入ったら、バッグなどは膝の上に置いたり足で挟んでガードしましょう!間違っても他の椅子に置いてはダメです。テーブルの上に置いて目の届くところに置いておくのもありかと思います。
身分証明書は財布に入れない
運転免許証、BCID、PRカード…あらゆるカードを財布に入れておきたくなりますが、できるだけ分散させたほうがいいと思います。身分証明書全てがなくなると、再発行が大変です・・・
特にパスポートは必要がないなら最初から持ち歩かないことをおすすめします。
まとめ
海外で盗難に遭った場合は、
・場所を特定してその場に戻る
・クレジットカードを停止する
・現地警察へ電話する
・日本に帰国したら海外旅行保険申請する
この流れで素早く対応しましょう。そうすれば最小限の被害で済むかもしれません。
同じような経験で困っている方の参考になれば幸いです。
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